さて、今お読みになっているあなたの家のインターネット回線は何を使用していますか?
auひかり、NURO光、ADSL、フレッツ光 結構種類があります。
auひかり、NURO光を光配線方式で引込工事ができれば快適なネット環境を得られると思います。しかし、管理会社・オーナーさんの承諾が得られず工事ができないため、やむなくVDSL方式を使用しているという方も多いです。
そんなVDSL方式ですが、100Mbpsが上限となっています。また、IPv4接続の場合、100Mbpsには程遠く一ケタMbpsなんてこともよくあり、速度低下で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで検討したいのが、IPv6接続サービスです。
■IPc6接続でなぜ快適になるのか?
近年、通信量の増加により、現在よく使われているネットワーク(PPPoE方式)は、各地域の設備が夜間混雑しています。「IPv6オプション」と対応機器を利用して、混雑しているPPPoE方式を使わず、次世代ネットワーク(IPoE方式)をご利用いただきます。そのため、地域や時間帯の影響少なく、快適なインターネットをご利用いただけるのです。
引用:BIGLOBE公式サイトより
この記事は集合住宅にお住まいで、VDSL方式を使用している方がIPv6を検討している方に向けたものとなっています。
前置きが長くなりましたが、インターネット回線速度の安定化を目的として、私がBIGLOBEのIPv6サービスを契約してみましたのでご紹介します。
なお、以前はASAHIネットを光コラボで契約していましたので、「事業者変更」でBIGLOBEに乗換えた形です。
目次
BIGLOBEのIPv6を利用した感想
乗換えてよかった!(IPv6接続を利用してよかった!)というのが正直な感想です。
混雑して速度低下が起こると言われている夕方〜深夜の時間帯であっても、下り(ダウンロード)約70Mbps、上り(アップロード)約70Mbpsと安定しています。(今のところ)
おかげでネット対戦も比較的快適にこなせますし、Youtubeも高画質で視聴できますし、ネット巡回も快適です。
夕方(18時頃)にiOSアプリ SPEEDTESTにて測定した状況がこちらです。
BIGLOBE IPv4接続
ダウンロード(下り)0.64Mbps
アップロード(上り)71.9Mbps
BIGLOBE IPv6接続
ダウンロード(下り)71.0Mbps
アップロード(上り)68.1Mbps
BIGLOBEに乗換えた理由
プロバイダはたくさん存在しますが、なぜ私がBIGLOBEを選んだのか?について解説します。
主に下記の理由からになります。
①開通までが早いこと
他社も検討しましたが、ネット申込で約1週間(7日間)で開通という選択肢があった所が判断材料の一つでした。
ぷららも検討しましたが、インターネットからの申込で21日後というのがネックで選択肢から外しました。
早い開通を求める方はBIGLOBEをおすすめします。
②IPv6に関する感想が多かったこと
TwitterなどでBIGLOBEのIPv6接続に関する感想が多かったので、これも判断材料のの一つとしました。
「速くなった」「快適になった」という感想が多かったです。
DMM MobileとBiglobe光(IPv6+)。まあどっちもそこそこ満足 pic.twitter.com/ctwFRYjcsc
— バーチャル🐰ちゃん (@illness072) April 8, 2020
だいぶ前にbiglobeのIPv6オプション契約したもののPS4とかでDL速度でなくてずっと疑問だったが、やっと理解した。。
IPv4+IPv6になってたんでipv4 over ipv6にするため、ルータを対応してるのに変えたら夜でもDL爆速になった。
PCでのDL速度
6Mbps → 246MbpsPS4でのDL速度
8Mbps → 60Mbps pic.twitter.com/SbjOYsFfMZ— ✞Taka.Iཽ✞ (@inotaka1989jp) May 10, 2020
③ASAHIネットのIPv4 over IPv6への対応
ASAHIネットは、IPV4接続でもだいたい30Mbps〜80Mbpsとそれなりの速度も出ており好きなプロバイダでした。
しかし、やはり「安定しない」というのがネック(落ちる時は一ケタMbpsまで落ちる)であった上、「IPv4 over IPv6」を使用するためにはコースが限定されているというハードルがあったのも乗換え理由の一つでした。
IPv4 over IPv6に関する解説
BIGLOBE開通までにかかった日数
開通まで早いと言ってもどの程度かかったの?という方のために私がBIGLOBE契約(事業者変更)時にかかった日数をご紹介します。
事業者変更は簡単なの?
結果から言えば「簡単」です。
光コラボで回線契約している場合、これまでは他社に乗り換えるのが大変でして、現在の光コラボを解約→新規に光コラボを契約といった手続きが必要でした。
しかし、2019年7月より他社契約時に「事業者変更承諾番号」を入力することで変更が可能になりました。
分かりやすく言えばスマートフォン契約で言うMNPのようなものです。
なお、事業者変更承諾番号はプロバイダにより異なりますが、電話・ネットで発行申込が可能です。
ASAHIネットに関してはネットで申込可能で30分程度で事業者変更承諾番号が発行されました。
https://support.biglobe.ne.jp/jimu/bb/bighikari/flow/index_jigyosha-ten.html
BIGLOBEのIPv6オプションが利用できるまでの時間は?
インターネットがつながるようになった後は、IPv6接続の申し込みが必要です。
申し込みはこちらから
こちらのページではIPv6接続されているかという判定も行うことができます。
結果から申し上げますと2時間程度でIPv6オプションが利用できるようになりました。
公式サイトでも「回線が開通していて「IPv6オプション」をお申し込みしてから、通常2時間程度~1日程度でご利用いただけます。」と記載がある通り、ほぼ最短?で利用することができました。
なお、IPv6接続可能になった段階で「【お知らせ】IPv6オプションの設定が「完了」しました」というメールが届きます。
BIGLOBEのIPv6を利用する上でかかったコストは?
BIGLOBEのIPv6接続は無料で利用できますので、契約手数料を除いてかかった費用はルーター代の約¥7,000です。
BIGLOBEのIPv6オプションを利用するには専用ルーターの用意が必要です。
私が用意したルータはこちらです。
まとめ
快適なインターネット回線のためだけに引っ越すというのもコストがかかります。
さらに回線速度の上限が100MbpsであるVDSL方式においては、いかに安定化させるかというのが肝心になってきます。
そういった意味で、今回、BIGLOBEを契約し回線速度を安定化させるという目的についてはIPv6化することによって達成することができました。
なお、BIGLOBEのIPv4接続では下り(ダウンロード)約0.64Mbps、上り(アップロード)約70Mbpsと残念なものだったので、プロバイダをBIGLOBEにする上でIPv6は必須といっても過言ではないと感じました。
IPv6化をする事については、「対応するルーターを用意すること」や「プロバイダに申し込みが必要」であったりと少々ハードルがあるのも事実です。
それでも今回IPv6化を行ってみて効果絶大な上、正解でした。1万円以下で快適な環境を手に入れられたのですから、投資した効果はありました。なんでもっと早くやらなかったのかと思うくらいです。
場合によっては、現在契約しているプロバイダの更新月に合わせるタイミングで別のプロバイダに乗り換えるのも良いですね。(ついでにキャッシュバックにも期待できます)
集合住宅でIPv4接続 VDSL方式を使用していてインターネット速度が遅くて悩んでいる方はぜひともご検討ください。