昨今の取引の定番となっているフリマアプリ、欲しい商品が安く購入できる上、取引なのが魅力的です。
今回は、フリマアプリ「ラクマ」でApple Pencilを購入した際、偽造品(偽物)が送られてきたので、注意喚起も含めて紹介します。
本記事はApple Pencil 第2世代を対象とした記事です。
(第1世代を対象としたものではありません)
目次
ラクマでApplePencilを購入
私はiPad mini 第6世代を所有しており、書き物をする用途でも使用したかったので、Apple Pencil(第2世代)を購入を検討していました。
そんな中、ちょうどラクマでかなり安い商品が見つけました。
なんと、新品未使用で¥11,000です(定価:¥19,880です)
価格差がありすぎるので非常に怪しいですが、偽物だったとしても色々勉強になるかと思い購入しました。
印刷物も添付されており、一見すると普通ですが・・・・。
やり取りの時点で不安が・・・
商品の発送目安が支払い後、2〜3日でしたが5日後にようやく発送されました。また、取引メッセージの日本語も不慣れな感じで怪しさ満点です。
日本語翻訳したものと言えば分かりやすいでしょうか。
なお支払いから1週間程度で商品が到着しました。
動作がおかしい
早速動作チェック、ペアリング問題なし、シリアル番号もAppleに認識されiPad miniで入っていたアップルケアと同時に保証対象となったのを確認しました。
この時点で受け取り評価をします(←失敗)。
しかし、何日か経過し、動作がおかしいことに気づきます。
ダブルタップ切り替えができない
ApplePencil(第2世代)のウリであるダブルタップによる切り替え(初期設定ではペン↔︎消しゴム)ができませんでした。
偽造品
正規品
ペアリング画面で二つ表示される
Bluetoothのペアリング画面でApplePencilの項目が2つ表示されてしまいます。
Apple Pencilは1本にも関わらず、なぜか2つペアリング表示が・・・。
Appleに問い合わせた
初期不良かと思い、アップルにチャットで問い合わせました。
設定の変更やiPadの初期化を試すも改善しなかった事から、センサー関係の不良と思われるとの事で、交換対応となりました。上述の通りアップルケア対象なのでこの時点では無償修理(交換)予定です。
後日、アップルから交換品のApplePencilが届き、手元にあったPencil(ラクマ購入)を配送会社に引き渡しました。
iPad miniでの充電は問題なし。
書く際のレスポンスも気にならなりませんでした。
Apple製品ではなかった
交換品を受け取ってから約1週間後、アップルからなぜかPencilが返送されてきました。
添付されていた文書には「アップル製品ではありません」の記載が。。。偽物だったわけです。
よく見ると作りが微妙に違う
製品裏を見ると一目瞭然です。
偽造品は技適マークがありません。
ラクマ事務局に問い合わせ
受け取り申請してしまっている状況ですが、偽造品ですのでラクマ事務局に問い合わせます。この問い合わせの際、なるべく詳細に伝えるためアップルからの文書を添付して報告しました。
返金対応になった
土曜に問い合わせしましたが数時間後には返信がありました。
利用規約への規約への違反が確認されたとの事で「返金対応」になりました。
ラクマの倉庫に対象商品を送る→確認作業→返金処理 という流れで返金が行われました。当然ですが、対象となる商品の発送は必須のようです。商品は着払いで良いというが良心的でした。正直あまり期待していませんでしたがラクマの対応の早さに驚いた次第です。
ラクマ事務局とのやり取りの中で「トラブル解決にご協力いただいております背景を踏まえての対応となりますので、今後同様の措置はいたしかねます」と返信があったので、稀な対応なのでしょうか。
フリマアプリで商品を購入した際に行う事
確認が取れるまで受け取り申請をしない
詳細な動作確認が終わるまで受け取り申請は行わず、問題があった場合は出品者に連絡しましょう。
取引完了・一定期間経過で出品者にメッセージが送れなくなるので注意しましょう。
事務局に連絡する
私のように受け取り申請してしまった場合でも、諦めずに事務局に相談しましょう。ラクマのQ&Aには「出品者の責任で返金対応を行なって頂いている」と記載があります。出品者側で対応が基本ですが、今回のように事務局が間に入ってくれる場合があります。
今回の反省点
今回はケースでは私の確認不足(ダブルタップ動作等を確認すべきでした)で受け取り評価をしてしまっていますが、以下の点から偽造品とは個人で判断できなかったです。
- 初期ペアリングが問題なかった
- シリアル番号が正しく認識された(実際にアップルケア対象にもなった)
- 箱がシュリンク包装されていた(新品で買った時に包装されているビニールの事です)
偽造品のApplePencilはよく見ると粗が目立ちますが、意外と精巧に作られている事に驚きました。書き味に問題はなかったですし、シリアル番号もアップルに認識されていたので。
なんにせよ購入前に偽造品ではないかと疑う目を養う事は非常に大事ですね。
この記事を書くための材料が投下されたと前向きに考える事に事にします。
レスポンス良く対応頂いたラクマ事務局には感謝しかありません。