PS5や次世代XBOXが発表・発売日が決定しました。
いよいよゲーム機も4Kが主流になりそうで、Youtubeをはじめ、Amazonプライムでも4Kコンテンツが増えつつあります。
これを期に4Kテレビの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
今回はハイセンス(HISENSE)の液晶テレビ50U7F(50インチ)を購入したのでレビューします。
なお、今回ご紹介するU7Fシリーズは43インチ〜65インチで展開されている関係で、統一してU7Fと表記しています。
目次
ハイセンス U7Fとは?
日本メーカーのテレビといえば、SONY BRAVIA、Panasonic VIERAが有名な所でしょうか。それ以外ではSHARPやLGもよく聞くメーカーだと思います。
ハイセンス(HISENSE)はあまり聞かないという方も多いと思いますが、中国の大手でレグザで有名な東芝のテレビ事業を買収した企業です。
テレビだけでなく家電・洗濯機など多くを手掛けています。
U7Fはそんなハイセンスが2020年5月に発売した液晶テレビです。
綾野剛さんがCMに起用されています。
https://www.hisense.co.jp/tv/50u7f/
U7Fのおすすめポイント
ここではU7Fのおすすめポイント(メリット)を紹介します。
なんといってもコスパ
この言葉が全てではないかと思うほどです。
他社同サイズのテレビに比べて安い上、相応に機能も備えています。
詳しい主な機能については後述します。
うれしい3年保証
家電といえば量販店等で長期保証オプションを付けない限り、1年保証が通常です。
しかしU7Fは3年保証が付いています。
コスパが高い上にこの保証期間なので3年間は安心して使用でき、うまく買い替えのサイクルにのると考えます。
シンプルだけど充実した機能
U7Fはシンプルながら機能が充実しています。
なお、本機はHDMIが4ポート搭載されています。
※外部入力とは、HDMI、アナログ入力を指します。
動画配信サービス
U7F単体で動画配信サービスを視聴できます。
- NETFLIX ○
- Youtube ○
- Amazon Prime Video ○
- hulu ○
- Abema ○
- U-NEXT ○
- dTV
- DMM.com
- スカパー!on demand
- TSUTAYA TV
- ひかりTV 4K
- acTVila
このうち○がついているものは、リモコンの起動ボタンから一発起動が可能です。
なお、私が確認した限りでは、NETFLIXとYoutubeはテレビの電源OFF状態からでもリモコンのボタンから起動が可能でした。
FireTVなどの端末から動画配信サービスを使用していた方も多いと思いますが、利用するサービス次第では不要になりテレビ単体での視聴が可能になりました。
裏番組W録画
裏番組W(2番組)録画が可能です。3番組同時録画レコーダーを所持していましたがこの機能が付いていたので手放しました。
今はYoutubeや動画配信サービスの視聴時間が増えていることもあり、ほとんどの方はW録画で足りるのではないでしょうか。
録画機能自体は至って普通で、特徴的な点はありません。
東芝のテレビ事業を買収している関係からか、レグザと似ているという意見がみられます。
レグザを使ってきたひとであれば馴染みがあるのではないでしょうか。
低遅延ゲームモード
最小遅延0.83msでゲームプレイが可能です。
ゲームモードの場合は2550×1808 60Pまで対応しており、低遅延ながらフルHDを超える解像度まで対応しています。
(4K対応でないのが少し残念です)
二画面モード
その名の通り、左右で別々の映像を表示することができます。
これが意外と便利で、あつ森をプレイしながらテレビを視聴するといったことが可能です。
↓この組み合わせで二画面表示ができます。
左 | 右 |
地上波 | 地上波 |
外部入力 | 地上波 |
地上波 | 外部入力 |
※外部入力同士(例 左:PS4 右:SWITCH)の二画面表示には対応していません。
※録画番組、動画配信サービスは二画面表示に対応していません。
気になる音声ですが、左右どちらかのものしか流れません(左右同時には流れません)。ただし、左右どちらを流すか選択は可能です。
また、左に表示している画面は、拡大表示することが可能です。
(この場合右に表示している画面は縮小表示になります)
映像・音声設定
今のテレビでは当たり前かもしれませんが、テレビ・外部入力・ネット動画 それぞれに映像・音声の設定をすることができます。
テレビは目に優しく暗めに設定、ネット動画は明るく、PS4proは対4Kでプレイしたいので通常モード、Switchは対戦ゲームが多いのでゲームモードというようにそれぞれ設定、保持が可能です。
テレビ⇄外部入力切り替えの都度、映像メニューを切り替える必要がありません。(音声も同様に設定が可能です)
U7Fのもう一歩の点
当然ながらいい点ばかりではなく、もう一歩だと感じた点が下記になります。
独自OS
U7Fはハイセンス独自 「VIDAA」というOSが搭載されています。
そのため、ユーザーが任意でアプリを入れることができません。
主要な動画配信サービスは搭載されていますが、AndroidTVを搭載していれば・・・と感じました。
この独自OS「VIDAA」はホーム画面でのレスポンスが悪いんです。。。
レスポンスは悪いですが、不意に落ちたりといったことは今のところありません。
VAパネル
これは用途によりメリットでありデメリットでもあります。
コントラストが良いVAパネルが搭載されていますが、視野角が狭いのが難点です。
しかし、応答速度の早いゲームモードの搭載にあたってはVAがベストな選択だったと推測します。
正面からの視聴はまったく問題ありませんが、横からは明らかに白く見えます。
(これを改善するワイドビューアングルという機能も搭載されています)
画面の大型化により視野角は重要な項目であり、人によってはデメリットになりえると考え、もう一歩としました。
私の用途でいえば部屋が狭いため、正面からしか視聴しないため特に問題はありません。
スキップ機能
動画配信サービスを例にすると分かりやすいですが、録画番組再生時に10秒スキップ・15秒スキップがありません。
チャプター送りか、巻き戻し・早送りが基本になっているので使いづらいと感じました。
巻き戻し・早送りでは微調整が難しいです。
倍速液晶がない
このコストで多くを求めすぎかもしれませんが、倍速液晶は非搭載ですので、ご注意ください。
まとめ
中国製は安くて質が悪いというのはよく聞いた話ですが、今や過去の話のように思います。
特にこの液晶テレビに限って言えば全くそんなことはありません。
コストパフォーマンスが高い上、シンプルで扱いやすいので素晴らしい機種だと思います。
もちろん、他社のテレビと比べて足らない点もありますが、コスパが良いため、デメリットを打ち消してくれます。
参考までに私は、50U7Fを約¥63,000(送料・設置費込み)で購入しました。
2020年9月25日現在は需要があるためか¥74,000程度のようです。
フルHDのテレビから4Kへの入門機としては最適の機種と思いますので、気になる方はご検討ください!
43インチからの買い替えであれば設置スペースが大きく変わらない50インチを強くおすすめします(実体験)。